Anaconda PythonにJupyter Notebookをインストールする

2023年8月11日

この記事では、Anaconda Python環境にJupyter Notebookインストールする方法について説明します。Jupyter Notebookは、Pythonプログラミングに便利なオープンソースWebアプリケーションであり、Anaconda Python環境には最初から組み込まれていますが、仮想環境で使用する場合はインストール作業が必要となります。以下インストール方法とJupyter Notebook起動方法を解説します。

Anaconda PythonJupyter Notebookインストールする場合、Anaconda Navigatorを使ってインストールする方法とコマンドラインからインストールする方法と2通りの方法がありますが実際はどちらか片方の作業だけを行なってください。




Anaconda NavigatorからJupyter Notebookをインストールする

Anaconda Navigatorを起動します。
Applications onから仮想環境(ここではmpy38)を選択して、Jupyter Notebookinstallボタンをクリックします。
仮想環境の構築方法はAnaconda Pythonのインストールと仮想環境の作成の記事にて説明してます。

インストールが完了するとJupyter NotebookのアイコンがLaunchに変わります。
一旦Anaconda Navigatorを終了します。

ターミナルを立ち上げてJupyter Notebookをインストールした仮想環境(mpy38)に切り替えます。

$ conda activate mpy38

以下のコマンドで仮想環境(mpy38)のJupyterノートブックを作成します

$ python -m ipykernel install --user --name mpy38

再びAnaconda Navigatorを起動してして仮想環境mpy38を選択して、Jupiter NotebookLaunchボタンをクリックします。

Jupyter Notebookが起動しました。

新規」から仮想環境mpy38を選択してノートブックを作成します。

ノートブックの名前がUntitledとなっているのでこれを変更します。

Untitledの箇所をクリックしてノートブック名Helloに変更します。

入力の行にPythonコードを書いてみます。

[shift]+[enter]キーでコードを実行しましょう。

最後にこのファイルを保存します。
[ファイル]から保存とチェックポイントをクリックします。

画面右上の[ログアウト]ボタンでログアウトして
ブラウザを閉じましょう。

 

ターミナルJupyterサーバーはまだ起動したままなのでこちらを[control]+cキーで終了させます。
このノートブックサーバをシャットダウンしますか?と聞いてくるのでのyキーで終了です。

 

コマンドラインからJupyter Notebookをインストールする

ターミナルを起動してJupiter Notebookをインストールする仮想環境(mpy38)に切り替えます

$ conda activate mpy38

続いてconda installJupyterをインストールします。

$conda install jupyter

以下のコマンドで仮想環境(mpy38)Jupyterノートブックを作成します

$ python -m ipykernel install --user --name mpy38

Jupyter Notebookを起動します。

$jupyter notebook

Jupyter Notebookが起動しました。

Jupyter Notebookのカーネルを削除する

Anaconda Pythonの仮想環境を削除してもJupyter Notebookにはカーネルが残ったままになります。
ターミナルを起動して以下のコマンドで削除しましょう。

$ jupyter kernelspec uninstall カーネル名

Jupyter Notebookのカーネルの一覧は以下のコマンドラインで確認できます。

$ jupyter kernelspec list